徒然種々
思いつくままに。
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えと、「onion plus」のsaki 様からお借りしております設定。
現パロの耶律休哥につきまして、楊業との年齢差とか、詳細が設定されましたので、さっそくそれに倣い、少々話を訂正しました!
それにともない……原作どおりの十五歳差(もしくは十六歳差)でもちょっぴり犯罪チックでとても萌えるのですが、更に更に、二十歳にまで開いた年齢差ゆえに、只今連載させていただいている話自体、少し変えました。
二十歳差だともう立派に親子の年齢差で、実際、楊業の長男より休哥のが年下なのですから。―――何となく、萌えてしまいます!
それで、まあ。
何となく、以下のイメージになりました!!
※ ごく微量、R要素があります。
「―――待てと言っているッ!」
滅多に聞くことのない、楊業の怒鳴り声。
低く、重々しく空気を震わせる。
「…っ!」
休哥は、びくっと肩を揺らした。
楊業を、初めて見返る。
「…………」
普段なら負けずに怒鳴り返すところだが、今夜は何故か声が出ない。
沈黙する彼に、
「いいから、ちょっと待て」
穏やかな声に戻って、楊業が言い聞かせる。
「シャワーは、使っていい。―――滑るから、気をつけろよ? とりあえず、シャワーで汗を流してきたらいいが。しかし、すぐに帰ったりはするな。シャワーだけ浴びたら、この寝室でちょっと待っていろ」
「…………」
「いいな?」
「…………」
「休哥?」
「……わかった」
しぶしぶ、休哥は頷いた。
熱い湯が、ばたばたと音を立てて皮膚を叩いていく。
浴室のなかには白い湯気が濛々と立ち込め、行為の汗を流し落とした湯がそのまま排水溝に吸い込まれる様子を隠していた。姿見も白く曇って、休哥はシャワーを浴びる自分の姿を見ることも出来ない。
「…………」
フックにシャワーヘッドを引っ掛けて、浴槽の縁に腰掛ける。
休哥は眼を瞑り、頭上から降り注ぐ湯を全身に浴びせかけた。
シャワーを浴びて浴室から出ると、着替えが用意されていた。楊業のものらしい薄蒼いタオル地のガウンで、袖を通すとあからさまにサイズが大きい。……背丈にそれほどの差はないのだが、躰の厚みがまるで違うのだ。
たっぷりと布の余るのを、サッシュを絞って調整する。
それから、休哥は楊業に言われた通り、おとなしく寝室に戻った。
「楊業…?」
そこに、楊業の姿はなかった。行為の名残も消え去っている。―――といって、使用済みのシーツを引き剥がして、換気目的のエアコンが動かされているだけだったが……。
「………」
休哥は、ベッドの端に座りこんだ。
着ているガウンの内側、きつめに合わせた襟元から、仄かに楊業の……今宵、彼を抱いた男の体臭が仄かに香るような気がする。
「………」
片膝を抱え込み、室外でなにやら立ち働いている男の気配に、ひっそりと耳を澄ませた。
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