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―――当時、湯浴みの習慣があったかどうか、知りませんが。
まあ、唐代の日本では、一応湯浴みの風習があったようですので。
大元の中国では、きっとあっただろう、ということで。
湯浴み。
1、北方水滸伝の童貫元帥。
きちんと、湯帷子を着て湯浴み。
湯帷子というのは、貴人が湯浴みをするとき、肌を晒さなくて済むように着る薄物のこと。湯文字とも云いますが、それだと女性肌着の印象が強いので、ここは湯帷子で。
白の生絹(すずし)で縫った単衣。
場合によっては、模様を入れることもあったようですが、やはり無地の白が一番色っぽいと思うのです。
―――と、いうわけで。
元帥として、宮廷でのお付き合いもあったかと思われる童貫元帥。
きちんと、湯帷子を着て湯浴みをなさっていたらいい、と思います。
北方水滸伝本編では、裸身を晒して水で汚れを拭っておられて。どうしても眼に入る宦官としての身の証についても、もう慣れたとおっしゃってましたが。
つまりその言い方からして、以前は慣れていなかった、ということでしょう。
湯帷子を着て、躰を隠して湯浴みなさっていればいいです。
軍人標準サイズでは裄も丈も余ってしまってどうしようもないでしょうから、弐回りほど小さな、腰周りのほっそりと縫われた白い単衣を着て、きちっと前をあわせて湯を被ってらしたらいいです!
2、三国魏の張遼。
張遼にも、湯帷子が似合うと思います!
こちらは、長身ですからね! 普通の標準的な軍人のサイズのを着ていたらいいでしょう。丈は充分で……でも、細いですからね! 腰回りとか、たっぷり布が余ってしまって。
それを、きゅッと紐を使って絞っていればいいです!
衿元とかも、長いしなやかな指でつくろいながら、少し大きめの湯帷子を上手に着こなしている……そういう臈たけた麗しさが張遼には似合うと思います!
3、逆に、北方水滸伝の呼延灼。
彼は、男同士で何をそんな……と、いー加減に湯帷子を着て、湯を吸った繊維の重みでゆるゆると着崩れてくる帷子を更に適当に引っ掛けて、湯浴みしていたらいいと思います。で、関勝なんかをわきわきさせて、後見役二名にそっと衿元を直されて。―――兄貴気質の穆弘に、ぴッと整え直されていてもいいと思いますが。
4、呉用先生は、びしっときちっとがちっと!
色気の欠片もないくらいきっちりと湯帷子を着込んでいたらいいと思います。そこがかえって、そこはかとない仄かな色香を感じさせて。
5、公孫勝は……湯帷子、似合いませんね。
というより、湯浴みという感じがしません。
―――冷たい月光の注ぐ夜、満々と水を湛えた泉で水浴。それが、公孫勝という気がします。
6、北方楊家将・血涙の耶律休哥。
こちらも、湯浴みタイプじゃないと思います。
その習慣があればもちろんすると思うのですが。イメージとしては、平然と諸肌脱ぎになって、布で汚れを拭っている感じ。
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