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徒然種々
思いつくままに。

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ちょっと、衝撃。×2

 北辺の、白き狼。
 戦では決して敗れることなく、しかし肺結核という不治の病にとりつかれ、誰にも戦では敗れることのないまま、戦場で散った軍人。
 
 ―――決して癒えることのない病にも屈せず、戦場で駆けながら死んだ休哥を、石幻果が「父上」と呼んで見送る……これは、北方楊家将・血涙のなかでも、特に泣けるシーンの一つなのですが。
 
 本日、友達に教えてもらいました。
 
 
「肺結核って、馬乳酒で治るよ?」
 
 
 ………。
 
 
 えぇ、嘘ッ!? 
 
 
 ―――って、思いましたよもう!
 
 でも、嘘、という訳ではないみたいです。「嘘!?」と云った私に、「ほら」と友達が見せてくれた本によると、治った例があるようです、本当に。ストレプトマイシンみたいな誰にでも劇的に効く特効薬ではないみたいですが、初期症状の患者にがんがん飲ませまくったら、それだけで治ったこともないではない、みたいです。普通は他の薬と並行して摂取するらしく、栄養価が高いから身体に抵抗力がついて治るのか、何か薬効がちゃんとあるのか。いまいち判然としないようですが。
 
 ……休哥、馬乳酒は好きで飲んでいたのに。
 効けばよかったのに……!
 
 そんな風に、思ってしまいました!
 
 
 
 衝撃、二つめ。
 
 少年ジャンプで、異聞水滸伝連載開始、とのこと。
 とあるサイト様で、この異聞水滸伝から水滸伝ファンが増えて、それで北方水滸伝ファンも増えたら…とおっしゃっていまして。
 凄く同感しましたので、ちょっとどきどき、期待を込めて異聞水滸伝、読んでみたのです、が。
 
 
 これは、だめ(涙
 
 
 ……作品の出来がどうこうということではなくて。
 この作品で水滸伝ファンになった人が北方水滸伝読んだら、絶対怒ると思いました。
 だってこの異聞水滸伝、戴宗が主人公で、武闘派で、ちょっとダーティー臭いヒーローで。………これのファンの人が、北方水滸伝のちょっぴり微ッ妙ーに嫌ーな教条的小父さん、続編にまで達するとはっきり“醜い老い方”の典型を見せつけ始める戴宗を見たら………怒ると、思います。
 
 その、私は童貫ファンですが。
 そもそも童貫って、四奸の一人ですからね。北方水滸伝で、戦に全てを賭けた最強の軍人…なんて、恰好いい扱いをしてくれているのが、異色なのですから。童貫がどういう最低の悪役になっていようと、「仕方がない(吐息」と諦めることが出来ます。

(ええ、倒すべき悪役が「三人」となっていて、「四人じゃないならもしかして!?」と、一瞬だけ期待させられたとしても。……えぇ、どうせ一瞬の夢だと頭の何処かで分かっていましたから(涙。)
 
 しかし、戴宗は、原典の水滸伝ではけっこう頼りにされている男ですし。
 ファンの人にしてみたら、戴宗がどういう役割を与えられているのかと、わくわくしながら頁を繰り始めると、思うのですよね。
 
 ……………怒る、だろうな、と。
 
 思うと、北方水滸伝ファン倍増、とか起こらないだろうと思えて。
 ちょっとだけ、ショックでした……。
 
 

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