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徒然種々
思いつくままに。

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ありがとうございます!! (感涙

 たくさん、拍手を送っていただきまして!
 感謝感激の、極みです! どうも、ありがとうございます!!
 
 昨年は、何故か方向がずれてすぷらったなハロウィン企画になってしまっていましたが。(「琥珀の宝玉」、及び「人肉嗜食」)今回は、何とか可愛く(?)まとめてみました!
 ……いえ、他のサイト様の企画がどれも可愛く魅力的なのに比べて、うちのはちょっとあんまりかな、と思ったもので(苦笑。
 
 
 閑話休題。
 以下で、「onion plus」のsaki 様より設定をお借りした小話の、続きをUPしております。
 
「……っ!!」
 
 
 これはかわせない、と。
 童貫は自覚できた。
 
 
 
 雷光。
 
 
 
 胸元に、惑いなく伸びてくる。
 ひと筋の光芒。
 
  
 
 ―――吹っ飛ばされた。
 
 
 
 竹刀を取り落とし、肢体をくの字に折って勢い良く宙を飛ぶ。
 そして防具ぐるみ、背中から思いきり羽目板に叩きつけられそうになった童貫を、
 
「ッ!!」
 
 危く、片膝を立てた畢勝が腕を伸ばし受け止めた。
 
 痩せた、小柄な体。
 しかも、夏の盛りで日頃より更に肉を落としている……とはいえ、まともに喰らった諸手突きの勢いに加え、防具まで含めた重みでさすがに一瞬、畢勝の体が傾ぐ。
 
「童貫…っ」
 
 ひと際大きな声で叫んでいるのは、観客席にいる袁明か。 
 それでも畢勝は受け止めた細腰に腕を絡め、ぐっと肩口へと抱き込む形で何とか踏み止まった。
 
 ―――支えきる。
 
「………」
 
 ホッと安堵の息を吐いたその向こうで、旗が揚がった。
 言うまでもなく、赤三本。そして、ちょうどここでタイムアップ。
 
 ―――替天道大学の勝利である。
 
 しかし、こればかりは仕方がない。
 まだ恐らくは大学一年でしかない敵方大将の、鮮烈なデビュー戦である。こちらが本来のメンバーならば、……もしくは体調万全の童貫ならばと考えるのは、所詮甲斐のない繰言でしかない。
 
 とにかく、絶対に試合は廻さないからと言い切って大将の座にいてもらった童貫に、怪我をさせることにならなくて―――あの勢いのまま仰向けに倒れていれば、最低でも鞭打ち症は確実だったと思われる―――良かった、と。
 改めて吐息した畢勝の腕から、助けられた童貫がふらりと身を起こした。
 
 敗者は敗者として、きちんと試合後の礼をしなくてはならない―――
 
 彼は突かれた衝撃ゆえか、おぼつかなく震える足を叱咤して立ち上がる。
 そして、二、三歩歩んで―――そのまま、崩れるように前へ倒れ込んだ。
 
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