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徒然種々
思いつくままに。

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武芸の腕前(北方水滸伝)。

 何となく、北方水滸伝における個人としての武芸の腕前をランク付け、してみました。大体、こういう感じでしょうか?
 ……九巻からすると、林冲より索超が僅かに弱くて、呂方はだいぶ弱い。郭盛はその呂方とため張る感じで、成長前(楊令伝前)の楊令はその郭盛より強く、呼延灼とはほぼ互角……やや楊令の方が分が悪い。梁山泊最強の林冲より王進先生は僅かに優っていて、でも楊令伝で全盛期を過ぎたと思われる王進先生は成長後で絶頂期の楊令より弱い。
 
 ―――なら、こゆ感じかな、と。
 
1、林冲、楊令(成長後)、王進(全盛期過ぎ)
 
 ↓
 
2、索超、史進
 
 ↓
 
3、呼延灼たち(穆弘や関勝、楊令(成長前)、張清、董平など等)
 
 ↓
 
4、呂方、郭盛、晁蓋
 
 ↓
 
5、宋江
 
 
 ぐらいの感じでしょうか?
 
 2の索超はややレベル高めで、逆に4の晁蓋はややレベル低め。3はお団子状態、4と5の間には越えられない厚い厚い壁がある、という。……北方水滸伝の宋江殿はそれなりに一応剣が使えるみたいで、戦場外派の宋江がそうなのだから、きっと戦場内派の頭領たる晁蓋殿はもっと強いのでしょう、きっと! 
 
 童貫元帥は、このうちの4の半ばから上位くらいかなあ、と。董平を自らの剣で討ち取っていますが、董平が本来の武器を持っていたら敵わなかっただろうと言っておられましたから。
 
 ―――ちなみに、全盛期の王進先生は別格! 
 
 公孫勝とか李逵とか燕青とか、そういう特殊タイプは王進先生とはまた別の意味で別格ということで。車の性能競争に潜水艦は出場不可です、という。

 

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突発if小話。

 白い狼さんと、黒い狼さん。
 
 
 独りぼっちで、荒野の掟に従って軽やかに暮らしていた白い狼さん。
 たった独りで獲物を狩りながら生きている、はぐれもの。
 
 そんな白い狼さんのところへ、或る日やって来た黒い狼さん。
 有象無象の群を率いて、狩人や猟犬、罠、他の肉食獣と争いながら、傷だらけになって、でも誇りやかに生きている勁い頭領狼です。
 
 もともとは狩人に猟犬代わりに飼われていて、その分、今は人間の智慧も習得した狡猾な狼になっている、黒い狼さんです。老獪に、何処までも狡猾に抜けめ無く生きないと、群を守るなんてとっても出来ないご時世なんです。
 
 そんな、黒い狼さん。
 狼の本来もつ爪と牙だけで生きている、奇蹟みたいに綺麗なまんまの真白い狼さんのこと、見つけて。頸裏の柔らかい、なめらかな毛皮を傷つけないようにそっと咥えて、群れのところへ連れて帰ってしまいますよ。
 
 でも、別にだからって群に入れなんて、強要しなくて。
 仲間に紹介だけしたら、時々おいで、ってぺろっと頬を舐めて。何が何だか分からない様子の白い狼さんを、そのまま荒野に帰してやります。
 
 荒野に帰った、独りぼっちの白い狼さん。
 云われた通り、時々群に遊びに来るようになります。黒い狼さんと出逢って。特に何をするでもなく、何となく一緒に辺りを散歩して。黒い狼さんに、その雪みたいな真白い毛並を、ぺろぺろ手入れしてもらったりして。
 
 そうして、何年も何年も過ごしているうちに……
 
 いつの間にか老いて、勁かった黒い狼さんも、段々と衰えてきてしまいます。
 そうなって初めて、ずっと気儘に生きてきた白い狼さん、黒い狼さんと黒い狼さんの群を守るために、戦いますよ。自由な生き方を投げ打って、“群”に繋がれて生きることを自分から選択します。
 黒い狼さんのために。
 
 でも、そうして白い狼さんに守られて、静かに生きていた黒い狼さんが、やがて本当に老いて、死んでしまうと。
 白い狼さんも、すうっと姿を消してしまうんです。
 
 
 ………など等という話を、想像してしまいました!
 
 
 SSA研究会様の、「たんぽぽと未完成道化師のうた。」というサイト様の所で、UPされた北方楊家将・血涙と北方水滸伝のコラボイラスト!
 すっごく素敵な童貫元帥と、耶律休哥のツーショット! 「超時空CP」とのことでして……。
 
 も、くらくらと眩暈がしました!
 素敵過ぎて!
 
 その眩暈と動悸を鼻血の挙句、浮かんできた妄想……。
 突発で、お話に仕上げてみました! ………以前、自由に妄想してもかまわないですよ、とご許可をいただいていますので! ← 言い訳。
 
 あの素敵な絵に対してこれかい! と思わないでもないのですが。
 けっこう、これで精一杯な感じですので……。
 
 えと、続きに載せております。
 実質、二時間から二時間半で仕上げた本当の突発急造話です(苦笑。
 少々長めですので、そのうちもう少し手を入れて、中に揚げ直すかもしれませんが……。

 

突発if小話。(童貫×休哥、というか、童貫&休哥)

何か、ダメ…。

 凄く、ショックかもしれない、です。
 大好きだった水滸伝サイト様が……おまけに、数少ない、実に稀少な存在である、童貫元帥取り扱いサイト様が、またしても、休止されるとか。しかも、閉鎖まで視野に入れての休止とかで。
 ……本編では元帥がお亡くなりになられてから早幾年月。単行本でも、既に元帥のいらっしゃらない巻までが刊行されていて。
 
 …………。
 
 ――――あああああ、北方○三先生! 番外編短篇でいいですから!! 童貫元帥の出て来られる、何かそういう話を書いて下さい!! もう淋しくて辛くてたまらないです!!! 
 
 ← ちょっと錯乱気味。すみません……(涙。

祝・北方史記二巻発刊!!

 北方史記、一巻が出た後、もう二巻までの時間が長くて長くて!
 雑誌を買おうにも、近所の書店にはいっさい入ってませんし……。やっと出ました、二巻! もうメチャクチャ嬉しいです!!
 
 で、喜び勇んで読んだのですが。
 妙に薄味……???
 
 いえ、面白いことは凄く面白かったんですが。不満なんて、無いのですが。
 んー? 何と言いますか、次の展開に期待、というところでしょうか。
 
 前々から思っているのですが、北方作品って、世代交代を描くのが凄くリアルで上手いのですよね。後、祭の後の虚しさを描くのと。
 
 夢を目指して、“祭”を目指して、皆で一丸になって、わああッ!! と進んでいって。ふと気づくと、その夢が現実に変化していて。戦って闘って、その先にある“祭”を起こそうとしていたはずが、振り返ってみれば、その辛かった戦いこそが“祭”だったんだと思わされるような。
 そして、そう思う自分もまた歳を重ねていて……。
 
 その、何とも言えない空漠感が凄く上手く描かれていると思うのです、が。
 北方史記、二巻にして既に、その空漠感が微妙に漂い始めているよう、な?
 
 いえ、その。
 晩年の武帝……というか、登場人物たちの辿る道を、あらかじめ知っているせいかもしれないのですが。水滸伝と違って、史実との狭間での救済もないでしょうし……。霍去病がもう17歳なら……など等と計算すると……。 
 何となく、二巻にして、終末への通路を感じてしまったような気がします。
 
 一巻は、衛青の視点、武帝の視点、張騫の視点、匈奴の視点を中心に、登場人物たちがそれぞれの眼で時の流れを見ていました。一見ばらばらではあるけれど、それが一点に集約されて盛り上がっていく兆候が感じられました。
 
 二巻は……でも、ばらばらのまま。衛青に押されっぱなしだった匈奴が反撃の牙を磨き始めたのには興奮しましたが、でも張騫など、むしろ何のために一巻であんな中心になっていたんだ、と思える程度の扱い。
 そのくせ、主要登場人物たちは微妙に老い始めていて、妙に健気で可愛いと思えた霍去病にも、微妙に危険な兆しが現われ始めた気がして。
 
 衛青を西へ、と武帝が言っていましたので、張騫の筋も絡めて、三巻で大いに盛り上がるのかな、とも思いますが。二巻は、一巻で蒔いた種を育てて、三巻で花咲かせるための準備期間なのかな、と。
 ただ、そうなるとこの北方史記の武帝紀、三巻か…長くても五巻ぐらいで完結しそうなんですよね。
 
 だとすると、残念。
 
 史記は長いですから、あんまり武帝にばかり拘っていられないのかもしれないですが。正直、史記では衛青と霍去病……てゆか、衛青のいるこの武帝の時代が一番好きでしたので。
 
 ネタバレっぽくなるので理由は言えませんが、衛青、凄く好きなのですよ! 
 貴公子めいた印象の強い霍去病より、余程。叔父である衛青のこと、大事には思ってくれていたみたいなので、霍去病も好きは好きですが。
 
 
 
 ………ネタバレするまいと考えて書くと、非常に抽象的で分かりにくい感想になってしまいますね。
 えと、以下、感想ではなく、801妄想です。

 

つづきはこちら

ちょっと、衝撃。×2

 北辺の、白き狼。
 戦では決して敗れることなく、しかし肺結核という不治の病にとりつかれ、誰にも戦では敗れることのないまま、戦場で散った軍人。
 
 ―――決して癒えることのない病にも屈せず、戦場で駆けながら死んだ休哥を、石幻果が「父上」と呼んで見送る……これは、北方楊家将・血涙のなかでも、特に泣けるシーンの一つなのですが。
 
 本日、友達に教えてもらいました。
 
 
「肺結核って、馬乳酒で治るよ?」
 
 
 ………。
 
 
 えぇ、嘘ッ!? 
 
 
 ―――って、思いましたよもう!
 
 でも、嘘、という訳ではないみたいです。「嘘!?」と云った私に、「ほら」と友達が見せてくれた本によると、治った例があるようです、本当に。ストレプトマイシンみたいな誰にでも劇的に効く特効薬ではないみたいですが、初期症状の患者にがんがん飲ませまくったら、それだけで治ったこともないではない、みたいです。普通は他の薬と並行して摂取するらしく、栄養価が高いから身体に抵抗力がついて治るのか、何か薬効がちゃんとあるのか。いまいち判然としないようですが。
 
 ……休哥、馬乳酒は好きで飲んでいたのに。
 効けばよかったのに……!
 
 そんな風に、思ってしまいました!
 
 
 
 衝撃、二つめ。
 
 少年ジャンプで、異聞水滸伝連載開始、とのこと。
 とあるサイト様で、この異聞水滸伝から水滸伝ファンが増えて、それで北方水滸伝ファンも増えたら…とおっしゃっていまして。
 凄く同感しましたので、ちょっとどきどき、期待を込めて異聞水滸伝、読んでみたのです、が。
 
 
 これは、だめ(涙
 
 
 ……作品の出来がどうこうということではなくて。
 この作品で水滸伝ファンになった人が北方水滸伝読んだら、絶対怒ると思いました。
 だってこの異聞水滸伝、戴宗が主人公で、武闘派で、ちょっとダーティー臭いヒーローで。………これのファンの人が、北方水滸伝のちょっぴり微ッ妙ーに嫌ーな教条的小父さん、続編にまで達するとはっきり“醜い老い方”の典型を見せつけ始める戴宗を見たら………怒ると、思います。
 
 その、私は童貫ファンですが。
 そもそも童貫って、四奸の一人ですからね。北方水滸伝で、戦に全てを賭けた最強の軍人…なんて、恰好いい扱いをしてくれているのが、異色なのですから。童貫がどういう最低の悪役になっていようと、「仕方がない(吐息」と諦めることが出来ます。

(ええ、倒すべき悪役が「三人」となっていて、「四人じゃないならもしかして!?」と、一瞬だけ期待させられたとしても。……えぇ、どうせ一瞬の夢だと頭の何処かで分かっていましたから(涙。)
 
 しかし、戴宗は、原典の水滸伝ではけっこう頼りにされている男ですし。
 ファンの人にしてみたら、戴宗がどういう役割を与えられているのかと、わくわくしながら頁を繰り始めると、思うのですよね。
 
 ……………怒る、だろうな、と。
 
 思うと、北方水滸伝ファン倍増、とか起こらないだろうと思えて。
 ちょっとだけ、ショックでした……。
 
 

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