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徒然種々
思いつくままに。

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クリスマス更新。

 いよいよ、今週はクリスマス。
 ゆえに、クリスマス更新といったものを、始めてみようと思います!
 
 ………クリスマス更新といっても、かなりど暗い話だったり、するのですが!
 
 今回はまず、「ギフト:授かり子」ということで、幼少期の童貫元帥と、その養父上の話、です。うちのサイトでは二人、そんなに仲の悪くない親子だったりします。
 
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ばとん。

 えと、まず。「onion plus」のsaki 様に回して頂いた方のバトンに、答えてみました! saki 様、バトンありがとうございます!! それで、後から頂きました「空色翼猫」の紗麻様よりのバトンにつきましては、また後日に。
 
 今回のキャラ指定は、童貫元帥です!!
 
 
【愛してるんだけどバトン】
 
1.包み隠さず全て語ること
2.アンカーを突っ走るのは禁止
3.指定されたキャラの萌を語ること
4.指定するキャラは男の子キャラであること
5.回されたら何回もやること
 
指定→童貫元帥
 
■初めて出会った場所は?
 
 場所、と言いますか。
 初対面は、北方水滸伝第一巻。単行本。当時、元帥は「武術はまるでダメ」な方でした。文庫版になると、「武術はいまいち」にまでご進歩なさっておられましたが。
 
 その存在を気になるものとして何となく意識し始めたのは、第二巻、「言い出したらきかないところがある」と、宋の宰相閣下に嘆かれていたところからでしょうか。……その後、徐々に徐々に惹かれていって……軍人として比類ない最強の存在なのだと自ら示されたとき、強烈に“童貫元帥”に割目させられました(笑。
 
 そのときですね、元帥に対して過保護な部下その一・畢勝が、その二・豊美の話を持ち出して、怒られるだろうなあ自分、と言ったのですよ。元帥が梁山泊の史進&徐寧に遭遇、寡兵にて野戦を戦ったので、「お前が傍にいながら、元帥に危険なことさせて!」と豊美に難詰されるだろうと彼は苦笑したのです。
 それに対して元帥、
 
「内緒にしておけ」
 
 や、内緒しときたいけどバレますってば、と畢勝は云うのですがね。
 兵力で優る史進らを、完璧幼子扱いにして打ち破った直後、この会話! 嵌まりましたねぇ!
 
■どこに萌を感じる?
 
 小柄で華奢で、武術もいまいちな元宦官。声も細く甲高い。
 それなのに、誰よりも“男”だと実力で周囲に知らしめる、勁さを持つ人だというところ、ですね!
 
■M?orS?どっちでいて欲しい?
 
 ……どっちも似合わないです! そゆ俗的な面はいっさい無い方だと!
 ただ、宦官から禁軍総帥まで登りつめるに当たって、周囲から「えむ?」と思われるくらい、自分を苛め抜く日々を送っておられたに違いないと確信しております!
 
■どんな仕草が萌?
 
 ………飛礫に打たれて負傷なさったときは、萌えましたねぇ…(恍惚。
 
■好きなところは?
 
 とことん戦に一途なところ。
 戦が全て。
 そこが、好きです。濁りがない。
 
 あと、軍人として部下を育てる視点をお持ちのところとかも、好きです。
 自分が戦いたくて戦いたくてたまらなくて、おまけに凄く真っ直ぐ自分を通してしまう性格なのに、それでいて公平さを失わず、部下への気配りも出来るところも好き。何時でも何処でも我を通すのではなく、自分を抑えるべきところでは、ちゃんと自分を抑えて総帥らしく振る舞っておられる……。
 
 まあ、とりあえず戦場でのお姿が一番好きです、というのが一番正確な言い方になるかと思います!
 
■嫌いなところは?
 
 無いです。
 が、敢えていうならお亡くなりになったところ、でしょうか。……以降、楊令伝が淋しくて淋しくて淋しくて……(涙。
 
 でも、あれ以上の散り方はちょっと無かったとも思います。冷静になれば。
 贅沢いうなら、もう少し話を盛り上げてから、せめて後もう少しだけでいいから決定的な場面として扱ってもらえれば良かったのに、と。それぐらいでしょうか。
 
 ……後になって振り返ると、あそこがターニングポイントだった、という扱いにはなっているようですが。 
 
■望んでいることは?
 
 幸せに、なってください。
 ………どうか戦って、死んでください。否応なく政争に巻き込まれた挙句、断罪されて死ぬようなことにだけは…どうか、ならないで。
 
 そう、望んでいました。
 なので、望みは叶えてもらえたと思うべきなのでしょう。
 
 ………ありえないことと知りつつ、また、それは決して元帥の真の望みではなく、幸せでもないと心得た上で。それでも、最後の梁山泊戦に勝ち残って、山中で静かな隠遁生活を送っていただきたいと、心の何処かで、望まずにはいられませんでしたが………。
 
■もっとこの子と絡んで欲しい人は?
 
 禁軍の側近たちと、絡んで欲しいですねぇ。畢勝とか岳飛とか。
 あと、もっと直接楊令と向き合うシーンがあってくれても良かったのに、と思います。
 
 王進師範との対面、楊令伝で実現していたのが感慨深いです!! 
 
 ……基本的に、色々なひとと絡んでいる元帥を見るのが好きです。
 
■この子を描くときに特に主張して描く所は?
 
 描くというか、「書く」ですが。
 芯の勁さ苛烈さ、それから一途さを書けたらいいなあと思っています。―――なかなか難しいことですが!
 
■家族にするなら?
 
 ……離れに下宿している書生さん程度でお願いします(汗。
 
■学ランとブレザーどっちを着て欲しい?
 
 絶ッ対! ブレザーです!!
 ……旧制第一高等学校の、帽子と外套付なら学ランでもいいですが! ←贅沢!!
 
■私服ではジャージとGパンどっちでいて欲しい?
 
 どっちも厭です……絶対、似合わないです。
 カジュアルな感じとか、庶民的な感じとか、似合わないと思います、元帥。
 
 ………洋装をしていただくなら、私服ではなくなりますが、やっぱり軍服が一番ですかね。ナチ○時代のド○ツ軍のが、いいです。日本海軍の、白い軍服でもいいですが。
 ……政治的信条については何と言いますか、どす暗くなるのを避けるためにも触れたくないと思ってしまう訳ですが、しかしあの当時のドイ○軍の軍服。外見的には元帥に似合うと思うのですよねー。
 ……んー、外部に対してのみならず内部に対しても強烈に弾圧・抑圧があったと想像される辺り、似合うと思う理由になっているのかもしれません。
 
■結婚したい?
 
 不可能を望むつもりはありません。
 とゆか、完全に想像不能です(汗。
 
■最後に愛をどうぞ
 
 好きですッ!!
 
■次に回す人と指定キャラ
 
 答えるの自体は大変楽しく、回していただけたことがありがたく……しかし、アンカー不可、というのは、お友達の少ないこの身には堪えますねぇ……(汗。
 回してくださった方には、遠慮なく回させていただくとしまして、後は……ここ最近お忙しくて更新されず、休止なさっている方にお回しする訳にもいきませんしねぇ……(汗々。
 
・saki 様 呉用
・火狼紗麻様 安道全
・SSA研究会様 呼延灼&穆弘
・xis 様 呼延賛  
 
 ……SSA研究会様は二名様当てということで、これでひとつ!!(汗
 

ううう、もう……。

 すばる12月号、ちょっとネタバレ、ですが。
 

つづきはこちら

すっごく、いい男。


 凄くいい男。
 宋禁軍の、畢勝どの。
 
 北方水滸伝から楊令伝まで、常に童貫元帥の傍に付き添い、死ぬまで離れなかった畢勝どのは、すごぉく恰好いいひとのはずなのですが。
 
 このサイトでは、あんまり主要な役回りではなかったかもしれないと、思いまして。今回、畢勝どの視点で童貫元帥を視た話を、UPしてみました。
 ……本当に、ただそれだけの話なのですが!
 
 

童貫元帥の、男らしさ。

 童貫元帥、男らしい人だと思いますよ。
 何せ、純粋に軍人(指揮官)としてみるなら、明らかに最強。軍学や指揮のみではなく、天賦の才に恵まれた訳でもないのに剣をも学び、鬼のような努力で宋軍の頂点に登りつめた人ですから。
 
 ただ……
 
 同じ北方作品の、楊家将・血涙シリーズの白き狼・耶律休哥。
 彼は恋情とか温情とか形式とか社交辞令とか、いっさいの無駄を殺ぎ落として、純粋に“戦人”である自分の本性のみを研ぎ澄ませて。その結果あくまで無造作に、野生の獣ような哲学と、厳しさのようなものを体現しています。
 
 三国の、張遼。
 彼は……義に厚く礼節を知り、忠誠心も厚い端整な武人という型に綺麗に嵌まっていたようですが。(※ 諸々三国作品)
 本質が獣でないと、僅か八百騎で十万の大軍のひしめく戦場に突撃なんて出来ませんよ、ね……。戦場って、本来儒学的礼節とはかけ離れた人殺しの場なんでしょうし。
 休哥と違い、外様の将という立場に立たされていたので、獣の本質をとことん磨き上げた休哥と反対に、綺麗な上っ面を調えながら、その実休哥と同じ野生の獣が本性であったのではないかな、と思うのですが。
 
 彼らと比べて、童貫元帥。
 どちらかというと……本質的には、むしろ繊細で女性的な面の強い人だったのではないかと思う訳です。
 
 
 そう考える最大の理由は、元帥が元宦官だから、なのですが(苦笑。
 それだけではなく。
 
 
 元帥自身が、矢鱈と“男である自分”に拘る点。
 
 本当に本質が男らしいなら、気にせずとも普通に振る舞えば“男”になっているはずですよね。でも元帥は、肉体を強制的に“男ではない”形にされているせいか、“男”であると無言のまま自他に主張し続けています。小柄な自分を舐めて襲いかかってきた賊徒十二名と虎一匹、一人で無理にもぶった切ってますし。
 
 
 それから、色々好みが煩い点(笑。
 
 厳しく取捨選択して、自身の麾下をとことん自分好みな軍に創り上げているところが、けっこう女性らしいかな、と。まあ、林冲たちも同じようなことをしていますし、優れた指揮官の特性なのかもしれませんが……。
 各地を巡回して眼につく軍人を選抜したり、眼をつけた人材(許貫忠)に対して熱烈ラブレターを送り続けて獲得したり。
 そうかと思えば、それで軍人を評価はしないまでも、髭もじゃでがたいの良い軍人を見て外見好みで無いなあなどと思っていたりとか。(嫉妬…?)
 公共心が欠けていたり、狷介だったりして自分を思わせる性質を持つ相手を何となく好まなかったり、とか。
 
(袁明や李富は好きだけれど、聞煥章はいまいち。明るく闊達な呼延灼や趙安の方が、豪傑肌でやや狷介な関勝より好き)
 
 
 あと、視点や振る舞いがかなり繊細な点。 
 
 補佐役の文官として侯蒙を引っ張ってきたり、それぞれの特性に合わせて副官にしたり将軍として独立させたり、相性良さそうな二人で組ませてみたり。部下の欠点を見つけてもずけずけ言ってしまうのではなくて、相手を上手く育てるためには敢えてくちを噤んでいたりとか。
 やっていることが、かなり細やかなんですよ、ね。
 
 
 そして、かなり恐怖心の強いらしい点。
 
 戦が大好きだけれど、その実、戦が怖くて怖くて仕方が無いみたい、ですよね、童貫元帥。戦の前は、恐怖ゆえに全く眠れなかったりする。死ぬこと、負けることが怖くてたまらない。でもその恐怖を克服して戦えば、強く自分を“男”だと思えるから、それゆえに戦が好き。
 
 
 ……全身全霊を込めた、人生と生命と気力の全てを賭した“自分は男である”との自己主張を取っ払えば、童貫元帥、実はかなり、本質的には女性的側面のある人ではないかと思います。
 
 あるがままの姿が、そのままで野生の狼みたいな耶律休哥たちとは、そこが違うのではないかと。
 
 といって、童貫元帥が男らしくない、と思う訳ではないのです。
 世界で一番女性らしい女性は、男性の演じる女性だ、ということですから。本質的には“男”ではなくても、誰よりも努力して“男”であろうと努める元帥は、きっと誰よりも“男らしい”はずです。
 血の滲むような“男”たらんとする不断の努力が、限界を遥か通り越していつの間にか努力ですらなくなり、通常の状態になっているようですし……。
 
 ただ、肩の力を抜いてしまえば。
 童貫元帥、けっこう細々とした手作業を楽しんだり、綺麗な景色や花を見て和んだりもする人なのではないか、と。
 
 

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