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徒然種々
思いつくままに。

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時間がほしい…。


 時間が、欲しいです。
 何と言いますか……色々おにゃのこ萌です、現在。
 その、当サイトからリンクさせて頂いている、S麻様のお宅の簫太后様、saki 様のお宅の、女性呉用センセと女性童貫様。……萌なんですよ、ね……。
 
 簫太后様と女性呉用センセは、割と巨乳と言いますか、豊乳と言いますか。
 二人とも、たわわに実った豊潤な果実を思わせるお胸ですよ!
 
 簫太后様こと、簫希姫様は、何か……グレープフルーツ? ずっしりと重みがあってやや重厚な印象、でも瑞々しくて、静かで爽やかなイエロー。柑橘類特有の香りがあり、食べるとほんの少しほろ苦い、大人の風味! 
 
 女性呉用センセは、白桃という感じです。水蜜桃! 汁気たっぷりで、薄く柔らかい果皮一枚裂いたら、しっかりと締まった果肉から蜜が滴ってくるような。がぷ、と大口を開けて喰いつきたくなるような。
 
 逆に、saki 様の描かれる女性童貫様は、微乳のひと。
 でも、美乳のひとだと、勝手に信じているのですが!
 
 桜桃(さくらんぼ)のイメージですよ。全体的にシャープな体付き、お胸もそれに相応しく、ややかっちりと固く小さく。まだ未成熟な、桜桃……青さを残して酸味を想像させるのだけれど、淡く仄かに色づき始めているのが愛らしい。
 
 そゆ、イメージが滾々と湧き出してしまいまして。
 何か、色々書きたくなって、しまいます(汗。
 
 ご許可を一応頂いているとはいえ、お他人様の設定なのですがね(汗。
 色々、書きたくなります。……ああ、時間が欲しいなあというのは、この萌な女性陣の話を、思いついたネタを書く時間が欲しいと思うからです(汗々。
 
 とりあえず、ゆっくり書いていきたいと思います!
 今回はまず、えと、S麻様こと……「空色翼猫」の火狼紗麻様の設定をお借りして、現パロで簫希姫様と耶律休哥の話を、書かせて頂きました!
 
 ―――いったん許可を頂いてしまうと、本当に…すみません、全く遠慮ないですね、自分(汗。
 
 
 
 

 
 目当ての扉の前で、簫希姫は足を止めた。
 窓硝子から覗く、室内の灯り。
 
 中に、人の気配。
 
「今日は、帰っているのね」
 
 いつの間にか、訪れ慣れた2Kアパートの一室。
 といって、別に頻繁に通っている訳ではない。時には一年近く、足を向けないこともある―――ちょうど、今回のように。
 それでも不思議と、訪ねることに怯みを覚えることはない。
 
 白き狼の、巣穴。
 
 寝て食べて……ほんの一時の休息と生命維持のエネルギーを摂るための、最低限の設備しかない。実に、殺風景な部屋。
 其処に居るのは、何時如何なる時も無愛想で素っ気ない若白髪の昔馴染み。
 
 ―――何時でも変わらない、本当のところは。
 
 そう、確信しているから。 
 お互いの関係の不安定さを重々承知した上で、それでもなお、不安を感じることはない。
 
「…………」
 
 蕭希姫は、手もちの鍵を取っ手に差し込んだ。今さら、チャイムを押して来訪を告げる関係でもない。
 捻って、開ける。
 
 中に、入った――――
 
 
「…っ!?」
 
 
 中に、入って。
 蕭希姫は、思わず立ち竦んだ。
 
「な…、」
 
 こく、と息を呑んで。
 
「何を、しているの?」
 
 思わず、訊いていた。
 
「……あぁ」
 
 ―――気配で、彼女の訪いを察していただろうに。
 
 相も変わらず無愛想な年下の男は、彼女が戸惑う声で漸う問いかけてようやく、振り返る。
 何でもないことであるかのように、答えた。
 
「夕飯の支度」
「………」
 
 それは―――見れば、分かる。
 
 耶律休哥…蕭希姫の昔馴染みにして怖ろしく無愛想、そして言葉足らずな年下男は、何やら缶詰のようなものを開けて、パンを千切って、簡単な食事の準備を進めていた。
 
 ―――それは、見れば分かるのだが。
 
「…………何、それ?」
 
 その、休哥の背中。
 ざっくりと粗めに編まれたセーターの背に、爪を立て、たらー…ん、とぶら下がっている物体。
 
 長い尻尾。
 斑の毛皮。
 三角の耳。
 
 ――――猫。
 
「…………」
 
 どう見ても、猫。
 それも一匹ではなく、……何故か、生来白いのだという休哥の髪の上にも、もう一匹。こちらはちんまりと丸まって、頸だけを動かして振り返り、びっくりしたような眼で蕭希姫を見つめているのだった。
 
「「…………」」
 
 思わず、一匹と一人、一瞬まじまじと互いに見詰め合ってしまった。
 我に返ってお互いすぐに視線を切ったが、
 
「何なの、それ? 本当に」
 
 蕭希姫は慌てて、改めて問いかけた。
 独身の、アパートなどは寝るための場所と心得ているはず男の部屋で、思いがけない物体を見つけて動揺している。
 そんな彼女に対して、返った答えはしかし、あまりにも端的だった。
 
「猫」
「…そりゃそうでしょうよ」
「二番」
「―――はッ!?」
「……数字で、一の次の二だ。それと、順番の番」
「いえ、それも…分かる、けど?」
 
 語尾に、ひたすらクエスチョンマークを連ねてしまう。
 彼女を、此処でようやく休哥は振り返った。簡素な食事の皿を、手に載せている。
 
 ―――頭上に、猫。
 
「………」
「こっちは、五番」
 
 軽く視線で上を示して真顔で云う。
 休哥を前に、
 
「……、……………」
 
 頼むから誰か、この男に人間の言葉を教えてやって、と。
 蕭希姫は心中、呻かざるを得なかった。
 
 
 偶に部屋に遊びにやってくる、近所の野良猫七匹。
 やって来た順に、一番、二番、三番、四番、五、六、七番。
 そう、部屋の主は呼称している。
 
 
 彼女がようやく理解できたのは、それから十四、五分も過ぎた後のことだった。

 

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