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徒然種々
思いつくままに。

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耶律休哥の涙。

 耶律休哥の涙って……凄い、希少価値があると思います。
 北方楊家将・血涙を読んでいて思うのですが、彼、物心ついてから、泣いたことあるのかなー? と疑問に思ったりもします。
 
 男は、えと、生まれたときと、母親の死んだとき、無二の友を失ったときしか、泣いてはいけないらしいのですが。休哥、母親が死んだからって泣きそうにないですし、友達なんて(少なくとも意識上は)いないみたいですし。―――友情より濃密な感情を向けていた、息子のような石幻果を失ったとしても、やるせない思いは抱くでしょうが、黙って耐えそうな気がしますし。
 
 生まれてきたとき以外、……というのは大袈裟にしても、物心ついて以降、涙を流してなくことなんて無かったのではないか、と。そんな風に思うのですが。
 
 今回、「昔語り…宿命」の最終で、休哥、泣かせてしまいました!
 もともと、泣かせるつもりではあったのですが……。自分が死んでも守ろうとした弟に死なれて。それでも泣かないだろう、泣かないで押し殺すのが休哥だろうとは思うのですが、まあ、まだ軍齢前の、ちいちゃな年ごろなので!
 
 泣いている休哥を、少しうろたえながら兄格の沙が抱きしめる、と。
 そういうシチュエーション、書いてみたかったものですから!
 
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