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この、ぽちっとひと押しが、猛暑に立ち向かうための心の栄養源です!
どうも、ありがとうございます!!
―――閑話休題。
えと、北方楊家将・血涙の現パロの!
連載しているバスケパロの話の続きです!
全身を、すさまじく貫く反射神経。
並み居るスポーツ選手皆が舌を巻く、バランス感覚の良さ―――
頭ひとつ分は違う巨漢選手たちのほとんどルール無視の妨害にもかかわらず、休哥は巧みに敵陣を切り裂き、淡々とシュートを決めていく。
こうなると、センターの斜軫としても、
「……休哥にボールを集めろ!」
結局はそう指示せざるを得ない。
エースである休哥を、殊更に狙う相手方の意図に気づきながらも。
何しろ、相手チームの動きがラフプレーと呼ぶにも粗暴に過ぎるのだ。他の選手たちも精一杯食い下がっているのだが、どうしても日頃のプレーをこなすことが出来ないでいた。
特に、休哥が他チームから引き抜いてきた石幻果など、なかなか頑張ってはいたのだ。しかし、振り回す肘を鳩尾に叩き込まれ、いったん膝を突いてのちは、身体に残るダメージゆえだろう。本人の意気込みとは裏腹に、動きがぎこちない。
対する相手は、審判さえも裏で味方につけた腹黒さと表面に現れる暴慢さを剥き出しにして強引に攻め込んでくる。
そうなると、もともと攻撃力に比べ守備力に難有りとの判定を下されている遼チームだ。唯一、彼らとためを張れる体格を誇る斜軫が守備―――ついでに、腕力で潰されそうになる自チーム選手の護衛―――に専念することで、野放図な失点だけはどうにか喰い止めているという状態。―――それでも、試合が点取り合戦の様相を呈してきているのは否めない。
勢い、エースの得点力に勝敗を託す形になってしまっていた。
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