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徒然種々
思いつくままに。

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たくさん!

 たくさん、たくさん!
 たくさん、拍手を頂きまして心から感謝御礼申し上げます!
 どうも、ありがとうございました!
 
 ……拍手を更新すると、こんな風にしてたくさん拍手をいただけますので。
 嬉しくて、うっかりしてると病みつきになってしまいそうです!
 
 本当に、ありがとうございました!!
 
 
 
 
 閑話休題。 
 あの、昨日踏んだ地雷バトン。
 文字書きのひとは日記かブログで、と同じで。添えていただいていましたので。
 
 
 
 
 
 
 
 ※ えと。saki 様のブログで踏みました、地雷バトンです。
 ※ ルールは、「タイトルに生足とかかない」、「FO禁止」、「スルー禁止」、「色塗り推奨」とのことでした。
 ※ そして添え書きで、「字書き」は「生足テキスト」を日記やブログに、と。
 ※ それで、書いてみました!
 
 ※ …saki 様は、この色っぽくなりがちな題材を、思いきり健康的に、明るく爽やかに活かしておられて。
 ※ なかなかそれは難しそうでしたので…とりあえず、思いきり不健康な感じを目指して、書いてみました! ……巧く云っているとは到底言い難いのですが……(苦笑。
 
 
 
 
 
 さあぁ…っ、と灰色の街をしとどに濡らしていく。
 雨の雫を背に受けながら、休哥は通い慣れたマンションの一室に入った。―――彼の情人である、楊業の持つ別宅の一つ。
 
「…………」
 
 この時間、楊業が此処にいないのは知っている。
 しかし、合鍵があった。シャワーを借りて、濡れた服の乾くまで、着替えと己の身をおく空間を借用することは出来るはずだった。
 
「…………」
 
 轟き始めた雷鳴をよそにして。 
 休哥は、しゅる、と静かに布を鳴らし、シャツを脱ぎ捨てた。
 
 
 
 
 タクシーを降りた楊業は、慌しくマンションに足を踏み入れた。
 徹夜で仕上げた書類を、サイドテーブルの上に忘れてきてしまったのだ。秘書の王貴に散々怒られて、その叱責から逃れる意味もあって、彼は自分の手で書類を取りに来た。
 
 ―――雷の影響で、停電中。
 
 エレベーターは当然止まっている。
 楊業は勢い良く五階分の階段を駆け上がった。濡れた革靴が、階、廊下に点々と水の痕を残していく。―――日々のトレーニングは欠かしていないので、このくらいのことではほとんど息も切れない。
 
 そして、丸ごと借り切った、自身のフロアまで来て。
 普段は電動で動く扉を手動で開けて、薄暗い室内に入る。
 
「…ッ!?」
 
 その途端、楊業は、ハッと息を呑んだ。
 
 ―――これほど気が焦っていなければ、また附近を紫がかった白光で染め上げる稲妻がこれほど騒いでいなければ、ひっそりと息づく室内の気配に、恐らくは初めから気づけていたのだろうが。
 
「楊業…?」
 
 稲光を半身に受けながら、年下の、稚い情人が振り返る。
 何故か生まれつき白いという髪が、銀灰色の光を帯びて一瞬、闇に浮き上がる。同じく白い、透き通るように肌理の細かい皮膚が常ならぬ光源のなか、何か冷たい硬石めいた不思議な印象を醸しだしていた。
 
 ―――大きく崩れて開いた衿元に、つうぅと雨の雫が滑り落ちていく。
 
「何て、恰好している…」
 
 無防備に楊業を振り返った休哥は、楊業が昨日着ていたシャツを、濡れた素肌にそのまま羽織っていた。
 
 ―――恐らくは楊業と同じく俄雨に降られての雨宿り。
 
 しかしオール電化のマンションで停電、温かいシャワーを使うことも出来ず、寒さ凌ぎに乾いた服を求めて……しかし、ローブ内の真新しいシャツを使うのも悪い、とでも考えたのか。ベッド脇に脱ぎ捨てられていた、使い差しのシャツを拾い上げたようだ。
 
 ヴァレンティノのシャツ。
 楊業がビジネス用に仕立てさせた、実は此処にあるシャツの中では一番高価な品だった。
 
 いや。―――いや、それは別に少しも構わないのだが。
 
 楊業のために、仕立てさせた品だから。
 壮年男のがっしりとした体躯にあわせて仕立てた男臭いシャツは、休哥が着るには如何にも大きすぎた。背丈はさほど違いなく、しかし、身体の厚みが楊業と休哥ではまるで違う。
 
 両肩が、すとんと落ちて。
 
 その分、長くなった袖を大きくたくし上げ、しかし裾はそのまま流して、休哥は絹のなめらかな質感をむき出しの太股半ば辺りで揺らしていた。
 
 綺麗に筋肉のついた脚が二本、空間にすらりと直線を描いて。裸足の白い踵が、暗いフローリングの床を踏んでいる。振り返ったその仕草で、ほんの一瞬、形良く引き緊まった小ぶりの臀がシャツのスリットから覗いた。
 
 ―――程好く湿り気を帯びた絹は、中に包んだ肢体の線を……その素肌の彩を、隠すよりもむしろなまめいて仄めかす。
 
「……なんて、恰好を…」
 
 額を押さえ思わず呻いた。
 楊業に向かって、
  
「雨に、降られた」
 
 ごく冷静な休哥の声が応える。
 
「だから着替えを―――」
「―――喰うぞ?」
「……。……は?」
 
 眦の切れ上がった、厳しくも美しい眸。
 怪訝そうに瞬かれたそれが、
 
「んン…っ!?」
 
 次の瞬間、ハッと驚愕に見開かれる―――そのときには、敏捷に動いた楊業は、既に彼のほそい肩を己が片腕のなかに揺らぎなく納めていた。
 問いかけるように開かれかけた唇を、己のそれでしっかりと覆う。片手を揺れるシャツの裾にもぐりこませ、膝裏から腿にかけての皮膚をなで上げる。
 
「んっ…、ん、…ンぅっ」
 
 突然のくちづけを、熱い愛撫の掌を、ただもう受け止めるだけで精一杯。
 苦しげに身をよじるところへ、楊業は体重を浴びせかけて冷たく濡れたその身を手近なソファへと押し倒した。
 
「ぁッ…あぁっ、……あッ!!」
 
 後は、もう。
 二時間ばかりは続いたとかいう雷雨の激しさも、楊業にとっては既に遠い別世界の出来事だった。 
 
 生々しく彼の耳辺を擽るのは、ただ――― 
 軽く一回り以上年下の、若く可愛い情人の啼きごえのみ。
 
 
 
 ※ 楊業、後で王貴に大目玉です。
 ※ 休哥は、へろへろでダウン。
 ※ ……生足ばとんゆえ、生足が主要テーマのはずなのですが。何か、いまいち主題にし切れていないような……(苦笑。
 
 
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