徒然種々
思いつくままに。
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それとも、3ムソの張遼受…メジャーは惇遼か、でなければ呂遼…と思っていたのですが。
実は、徐遼もかなりメジャー、だったりするのでしょうか? 私自身は大好きなのですが……。
えと、拍手。
たくさん、押してくださってありがとうございますッ!!
思いがけないことで、びっくりしながらウハウハしていますーッ!
心よりの御礼を!
―――閑話休題。
えと、折り返し以下から。「onion plus」のsaki 様からお借りした設定で。
連載している小話の、続きです!
ぽよよん、と。
あったかくて柔らかくて、そのくせ弾力に富んだ呉用の胸に頬を寄せて。
気持ちがいいと、童貫が微笑む。
「…………」
そんな童貫の、薄くて華奢な肩を抱きながら、呉用も伝わってくる体温にほわ…っと満足して微笑む。
その一方で、
「あの…」
しかし、やはりこれだけは言っておかなくては―――と。心に決めていた呉用は、やや躊躇いがちながらも忠告の口を開いた。
「昼間のことですが」
「何だ?」
「いえ、その…晁蓋殿に向かって、一緒に寝たいとおっしゃったこと。―――あの言い方、やっぱり変じゃないですか?」
やんわりと、窘める。
「あれでは、貴方が晁蓋殿と…その、寝たがっているように聞こえます」
「? その通りだが?」
童貫は呉用の胸元から貌を上げると、軽く眼を瞠った。
ことり、と頸を傾げる。いったい、何処が変なのかと。
「私は久しぶりにお前と一緒に寝たかったんだが、そのお前は本塞で休むときは、何時もだいたい晁蓋殿と同じ寝所で寝ている。―――つまり、私は今夜、晁蓋殿と寝たい…そういうことだろう?」
「………。いえ、そうではなく―――」
「いや、―――あぁ、そうか」
こめかみを押さえた呉用を前に、童貫はハッと何かに気づいたように口許に手を当てた。小さく頷く。
「確かに、そうだな」
「ええ、その―――」
「お前の意向を確かめず、晁蓋殿にだけ一緒に寝ていいかと訊いたのは、礼を失した行いだったかもしれん。―――すまん」
「えっ? あ、いえ、」
「しかし、―――後宮では、お前は私と寝るのを嫌がっていなかったから」
だから、改めて訊かなくてもいいと思ったのだ、と。
素直といえばあまりにも素直に詫びる―――しかし、肝心のことは何一つ理解していない童貫を前に、
「………そんなことは、お気遣いなく」
呉用はそっと胸中、溜息を押し殺した。
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