徒然種々
思いつくままに。
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白き狼こと、耶律休哥のターンがやっぱり来ている…気がします(汗。
それで、書きました。この、話。
えと。
自分で書いておいて何なのだ、と思う(汗。
そゆ内容の、話なのですが!
あの、このサイトからリンクさせていただいている「たんぽぽと未完成道化師のうた。」の、SSA研究会様の、イラストから、そもそもは生じた話なのですが。
その、SSA研究会様の北方水滸伝&北方楊家将・血涙コラボイラスト。
ちらりと“男”の貌を覗かせる童貫元帥と、無垢な表情の白き狼の、ツーショット。
その一葉を見せていただいて、自分、以前に話を書きました。サイトのなかで、「ジャンル混合」の「突発if混合話」となっているものなのですが。
それの、続編…と言いますか(汗。
宋代初期に生きた遼の白き狼の精神が、ふとした弾みで平行世界の宋末期へと跳躍してしまう。そこで十代後半から二十代前半程度の若さの肉体を与えられ、しかし全ての記憶を奪われて生きていた白き狼を、地方巡察に出ていた童貫元帥が見出し、拾い上げる。
そゆ、話でした。SSA研究会様の、「童貫元帥が岳飛ではなく白き狼を拾ったようです」とのひと言から、萌え暴発の末に生まれた話だったのですが。
それの最後、自分は、「平行世界の宋末期」だから、「元帥の死が戦場での死なのか、最後の戦を生き残り、隠遁生活を送った末の死なのか」、それは分からない、ということにしていました。もしかしたら、童貫元帥は梁山泊との戦では死なず、退役して白き狼と共に山で生きた末に亡くなったのかもしれない、と。
―――分からない、ということで、話を括っていました。
童貫元帥に死んで欲しくはなく。
でも、あそこで生き残って山の庵で静かに暮らす生活は、決して童貫元帥の幸せではないだろう、と。
そう感じていたので、全ては“未だ定まらず”で終了にしていたのです。
が、…………どうも、山での生活を、書きたくなってしまいまして(汗。
そゆ訳で。
いったん自分で結末を霧に沈めておきながら何だとは思うのですが(汗。
書いて、みました。―――自分にとっての辛さとは別に、元帥は楊令に討たれて死ねて、本望…というより、むしろそれこそが幸せだったはず、だとは、思うのですが…ね。
それで、書きました。この、話。
えと。
自分で書いておいて何なのだ、と思う(汗。
そゆ内容の、話なのですが!
あの、このサイトからリンクさせていただいている「たんぽぽと未完成道化師のうた。」の、SSA研究会様の、イラストから、そもそもは生じた話なのですが。
その、SSA研究会様の北方水滸伝&北方楊家将・血涙コラボイラスト。
ちらりと“男”の貌を覗かせる童貫元帥と、無垢な表情の白き狼の、ツーショット。
その一葉を見せていただいて、自分、以前に話を書きました。サイトのなかで、「ジャンル混合」の「突発if混合話」となっているものなのですが。
それの、続編…と言いますか(汗。
宋代初期に生きた遼の白き狼の精神が、ふとした弾みで平行世界の宋末期へと跳躍してしまう。そこで十代後半から二十代前半程度の若さの肉体を与えられ、しかし全ての記憶を奪われて生きていた白き狼を、地方巡察に出ていた童貫元帥が見出し、拾い上げる。
そゆ、話でした。SSA研究会様の、「童貫元帥が岳飛ではなく白き狼を拾ったようです」とのひと言から、萌え暴発の末に生まれた話だったのですが。
それの最後、自分は、「平行世界の宋末期」だから、「元帥の死が戦場での死なのか、最後の戦を生き残り、隠遁生活を送った末の死なのか」、それは分からない、ということにしていました。もしかしたら、童貫元帥は梁山泊との戦では死なず、退役して白き狼と共に山で生きた末に亡くなったのかもしれない、と。
―――分からない、ということで、話を括っていました。
童貫元帥に死んで欲しくはなく。
でも、あそこで生き残って山の庵で静かに暮らす生活は、決して童貫元帥の幸せではないだろう、と。
そう感じていたので、全ては“未だ定まらず”で終了にしていたのです。
が、…………どうも、山での生活を、書きたくなってしまいまして(汗。
そゆ訳で。
いったん自分で結末を霧に沈めておきながら何だとは思うのですが(汗。
書いて、みました。―――自分にとっての辛さとは別に、元帥は楊令に討たれて死ねて、本望…というより、むしろそれこそが幸せだったはず、だとは、思うのですが…ね。
休哥と、童貫。
二人が山中で送る生活は、静かなものだった。
街へ下りれば、日々に必要なだけの銀を用いて、何の不足もなく暮らしていけるだろう。ささやかながら、商人に預けて運用を任せてある資産があった。
しかし、山の中にいると、銀だけあっても暮らしていけない。銀は食べられないし、冷え込む山の夜を温かくしてくれることもない。
銀を引き出し、必要なもの…多少の衣類や穀物を買い込んで街から山に戻るだけでも一日仕事だった。そうして月に一度、山を下りる以外の日は山中で糧を得るために働かなければならなかった。
柴を刈り、薪を割って炭を作り、魚を漁どり獣を狩り、山菜を摘む。小さいながら、畑も開いた。刈り取ってきた蔓や樹皮を使い、縄や籠を編んだ。
手仕事も絶えた夜、それに雨の日には書を紐解いた。炉に揺れる焔を眺めながら、特に何をするでもなく、ただ雨音にのみ耳を澄ます日もあったが……。
悪い暮らしでは、なかった。
静かで、穏やか。
地に足のついた日々。
しかし、そんな柔らかな静寂の中にあっても、童貫はかわらなかった。
世捨て人になることもなく、相変わらず退役軍人のままである。―――というよりも、元帥として宋禁軍の頂点に君臨した、軍人時代のままと云うべきだろうか。
宋の軍神、無敗の元帥。
常勝不敗を旨とする、最強の軍人―――
そんな煌びやかな称号や飾りは、いっさい取り除かれて。
一介の宦官の身でありながら、敢えて武科挙に挑み、軍に入り、そして内外の戦場を生きて淡々と留まることなく歩み続けた。ひとりの“男(おとこ)”としての本質が―――他の誰よりも“男”たらんとしたその剛さが、周囲の環境の変化にも関わらず、些かの変化も遂げぬそのままの“童貫”として佇立していた。
―――彼は、かわらない。
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