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徒然種々
思いつくままに。

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拍手いっぱい♪

 拍手をいっぱい、ありがとうございます♪
 いっぱい、全力でお礼申し上げます!
 
 ええ、もう、るんるんの気分で! 
 えと、折り返し以下から、女版童貫様の話の続きを…!
 
 製造元の「onion plus 」のsaki 様、改めて設定貸与、ありがとうございます!


 
「悪い! ただ、俺は―――」
 
 そんな……強く突いたつもりはなかったのだ。
 敵に対する扱いとは、はっきりと、明確に、確実に全然違う。
 仲間同士で戯れるときに、ちょっと相手を押しのける。何時もどおりの、仕草のつもりだったのだが。
 
「馬鹿が…!」
 
 もごもご訴える彼に対し、
 
「何時もどおりでどうするんだ、女相手に」
 
 林冲は、今度こそ心底呆れ返った様子で腕を組む。
 
「それこそ、本当に少しは加減しろ、この馬鹿力」
「…………」
 
 何を言われても、ひと言もない。
 史進は素直にしょげ返った。
 
 彼は、世の大抵の男よりも力が強い。
 だからこそ、普段仲間とじゃれる時ですら、彼はそれなりに力を調整していて……でも、その調整しているはずの力で、此処まで童貫を吹っ飛ばしてしまうとは思わなかった。
 
 ―――無意識に、彼女を“男”扱いしていたのかもしれない。
 
 ……共に戦場を駆ける同僚とはいえ、それでも扈三娘に対する時は、彼も“女”に対する気遣いを忘れていないのだ、これでも一応。 
 軍人として優れているいないに関わり無く、女性は一般的に男性よりも力が弱い。あの五人力と云われる顧大嫂でさえ、本当に鍛えられた男の腕力には、とても敵わないと明言しているくらいだから。
 
 だから――調練の最中に剣を交えるのはまた別のことだが――日常において、彼は扈三娘に手を上げたりしない。じゃれかかって、肩や胸を突いたりもしない。
 まあ、女という性が意識されて、そもそもしようとも思わないというのもあるが……。 
 
 しかし、その異性の感覚を、華奢で人形めいてとても綺麗な貌立ちをしているというのに、童貫は何故かあまり感じさせない。
 それが、悪く働いた。 
 
「悪い。、や、その、……すんま、せん」
 
 頭を下げた。
 

 

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