徒然種々
思いつくままに。
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えと、女性版童貫様の。
連載しております、話の続きです!
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「どうしたんだ?」
「いや、大したことでは。―――此処までする必要は無いのだが…」
曖昧にくちを濁す童貫に、
「こういう怪我は、きちんと処置をして置かねば後々癖になって残ります」
付き添った畢勝がきっぱりと言い放つ。
「おまえがちゃんと手当てしてくれたろう?」
「戦場ではそれで仕方がありません。しかし、此処には安道全医師がおられるのですから。―――今はあまり戦がなくて、少しは手も空いておられるようですし……」
「……まあ、そうだな」
尖った頤を、小さく沈ませて。
童貫は着物の裾をたくし上げ、白い素足を外気に晒した。
―――冷たいほどに真白い。
ほっそりとした華奢な脚―――童貫は全体的に、薄く貧しい体つきをしている。それでも、折れそうにかぼそい腰はたおやかと云えばたおやか。きめの詰んだ肌は白く透明感を湛えて、胸もとや臀部の淡やかな脹らみも少女の如く優しく愛らしい、と云えなくもない。
見た目に綺麗な肢体―――、ではある。
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