ちょっと補足説明です。

　うちの元帥は……
　
　宦官だった養父（おとうさん）と、そんなに仲が悪くないです。
　てゆーか、養父のことを別に憎んではいません、童貫元帥。
　
　仲良い父子ってわけでもなかったのですが、ね。
　養父にとっては、養い子（童貫）は自分の老後生活を安泰にするための、道具のようなもの。てゆーか、道具。
　
　自分のための道具だから一生懸命磨くし、性能上げようと努力もする。
　だからそれは、所謂“純粋な愛情”ではないわけですが。
　
　しかし、養父とすれば、そうして“優秀な道具”になれば、自動的に彼自身の思うところの―――彼が宦官として得たのと同じ“幸福”（宮中での出世とか権力とか財産とか）を手にすることも出来るわけで、だから結局のところ、それは童貫にとってもいいことだと疑いもなく信じている。つまり、彼なりの理屈と方法において、童貫に“愛情”をかけているわけです。
　
　それが分かるので、童貫の方も養父が―――好きか嫌いかではいえば、嫌いは嫌いなのですが―――別に、憎くはなくて。
　だから養父が死ぬまでは、養父の望む通りの道具でいてやるのですよ。それが、義理の父親への恩返しにもなるわけですし。
　
　ただ、養父の思う“幸福”と童貫の思うそれとは全然まったく少しも重ならないので、養父が死んだ途端、スパッと宦官としての生き方を放棄してしまうのですが。

今日の更新は…

　今日の更新は、北方作品ものです。
　連作３短篇の、最後。簫太后の孫は、やっぱり休哥が大好きです（笑。
　
　
　
　閑話休題。
　
　………こんな辺境サイトに、拍手を送ってくださる心優しい方に。
　心から感謝いたします！　ありがとうございます！
　
　以下は、拍手に添えられたメッセージへの返信です！
　

北方水滸伝もの、更新。

　えぇと、前にちょっと書いておりました、王進先生と童貫元帥との、ほのぼの恋愛譚（？？？）です。
　端から見ていると微笑ましいようでもあり、でも内実を見てみると、そんなにのどかでもないような。
　
　……何時ものことですが、思い切り趣味に走っています。
　
　……こんなサイトに、拍手を送ってくださる方！
　どうも、ありがとうございます！　独りじゃないんだ、とりあえず！　と何時も勇気をいただいております！
　

「北方作品もの」を更新。

　
　えと、遼の簫一族は、簫太后を始め、みんな耶律休哥が大好き。
　そーゆー感じの話です。
　
　瓊峨姫も、ちっさい頃は休哥が大好き。
　およめさんになりたいー、とか無邪気なことを考えています。
　
　そのくせ、北方「楊家将」本編中、耶律休哥との縁談にはっきりと嫌悪したのは―――
　
　既に、楊四郎（石幻果）という想い人がいたこと。
　ちっさい頃、慕った記憶なんて、残っていなかったこと。
　年ごろになってまで、“父親”や“兄”の嫁になりたがる娘はいないこと。
　
　などなどが理由……ということで！
　

石幻果に、是非やってみて欲しいこと。

　耶律休哥（北方楊家将・血涙）が女体化の場合。
（設定：小柄で華奢。胸無くて腰ほそくて、少女みたい）
　
　浴衣姿の休哥を、ひょいっと抱え上げて欲しいです。
　
　雪駄履いて、腰高に細めの帯を結んで。
　男ものの、上品というよりは粋な感じの浴衣を実に素っ気無く着ている休哥。石幻果と並んで歩いていたら、地面がぬかるんで、大きな水溜りが出来ています。
　
　休哥、特に躊躇なく、軽く裾を持ち上げてさっさと渡ってしまおうとするのですが。
　隣の、体格では遥かに立ち勝る石幻果、休哥の細い肩に手を回して、膝下に腕を入れて、軽々と持ち上げてしまいます。
　
　いきなりひょいっと持ち上げられて、びっくりして。
　咄嗟に“息子”の首元にしがみつく耶律休哥を、石幻果、丁重に姫抱っこで水溜りの向こうまで運んでしまいます。羽根みたいに軽い体なので、特に苦もなく。
　
　で、ぬかるみが終わったら。
　石幻果、何事も無かったかのように休哥を下ろして、また歩き出す、と。
　
　そんな風に、してみて欲しいですね！
　
　
　…てゆーか、耶律休哥受、読みたいーッ！
　
　カプは何でもオッケーですから！
　誰か書いてくださーいッ!!
　
　
　――――以上、何となく心の叫びでしたー。