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徒然種々
思いつくままに。

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あの!

 
 拍手を、どうもありがとうございます!!
 大変嬉しく有難く勿体なく、拝領いたしております!!
 
 
 
 えと。
 それで、今日は。
 折り返し以下から、バスケパロの続きです!
 

 

 一瞬の驚愕から醒め、更なる憤激で脳裏を熱くする。
 
 斜軫の肩を、軽く休哥の拳が小突いた。何でもない、と云わんばかりに。
 そのまま、彼はつかつかとコートから歩み出していき、自チームのベンチへ。メディカルキットを取り上げ、自身の手で手当てを始める。
 
「…っ!!」
 
 斜軫は、慌てて治療タイムを申請した。
 その間にも、
 
「…………」
 
 耶律休哥は淡々と自身の傷を処置していく。
 マネージャーが傍へ寄ったが、触れさせもしない。
  
「…………」
 
 左瞼の出血は、かなり酷い。
 もともと、顔面の傷は浅くても出血が派手になり、止まりにくいので厄介なのだ。完全に止血出来ない限り、試合には出られない。
 正直、これはちょっとテープで補強したくらいでは無理、コートに戻ることなど到底叶わぬのではないかと、斜軫は危ぶんでいたのだが。
 
「お、おい…っ」
「…………」
 
 消毒薬のついた脱脂綿で該当箇所の皮膚を清め、ついでに裂けて捲れた傷口を整える。しとしとと血の雫を落とす其処に軟膏を塗り込め、固める。―――そこまでは当たり前だが、それでも止まらない出血部に、スポーツマンらしからぬ細くしなやかな指が、分厚いガーゼを押し当てたのだ。
 そして、上から絆創膏を貼りつける。
 
 ―――確かに、それで完全に血は止まった。
 
 しかし、
 
「……おまえ、それじゃ見えないだろうが」
 
 完全に止血したのはいいが、同時に完全に左眼を塞ぐかたちになった。
 エースに向けて耶律斜軫は突っこむが、
 
「問題ない」
 
 ひと言で、あっさり流されてしまった。
 
 
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