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三国無双で三国志に嵌りまして、殊に張遼ラブ! になりまして。
それで、とりあえず色々、三国作品を読み千切ってみたのですが。
中で、無双に次いで好きになったのがこの「蒼天航路」の張遼です!
この「蒼天航路」だけは、他の三国作品と違って最初から最後まで、張遼が出るところ以外も全部読み通しました!
魏の主公・曹操がムチャクチャかっこよかったですね! たぶん、無双より先にこちらを読んでいたら、曹操ファンになっていたかと!
……で、その蒼天張遼。
最初見たときは、無双張遼の端整さとのあまりの違いに、ちょっと哀しくなったくらいでした!
主(呂布)がドレッドなら、自分(張遼)は茶髪のパンク!
同僚(高順)は……何か分からんけどとりあえずどっか一昔前のロックバンド風なら軍師(陳宮)はボール!?
と、凄く衝撃を受けました…が。
下ヒの戦いの頃には、呂布軍まとめて好きになっていました!
呂布は……主公に「美女」とか言われちゃってるし。
本当に、そのたとえが納得できるほど、比類ない強さで………何処までも孤高に強くて、そのくせ、(自分なりの理屈で)優しくて。連れ去られる陳宮を助けようとしたり、赤兎を殺してまで傍に置こうとしたり。
陳宮は、とことん呂布に惚れ抜いて、呂布の為に最後の最後まで献策を続けて、死出の道まで共にしようとしますし。
高順は、何処までも無骨で古風な武人の型を守って、自分たちの敗れた理由は「策だ」と言い切って、潔く死んでいきましたし。
そして、張遼!
凄く、素敵でした!
何か、バサバサの髪が茶色くて、身形も何か「何処の不良!?」って感じに最初は見えてびびったのですが。
人馬一体となって、関羽に迫る武勇のほど!
「我は張遼!」
―――って名乗りも、如何にも剛直な武人っぽくていいですし!
何より、呂布に忠誠を尽くしていた、というより……「最強の武」を追い求めて、それ故に「最強」と思われる呂布に心酔していたっていうのがいいです!
……無双の張遼とは違って、心酔して、それで身も心も違え様無く呂布に捧げつくした……というのではなく。
かつて「最強」と思われた呂布以外の「最強」を曹操に見て。
それで新たなる期待に武者震いまでしながら、曹操に臣従していく。
で、呂布のことさっさと忘れてしまったのかと思いきや、合肥の戦の時、天命を抱いた孫権を見て、「最強の武とは、その天を突き抉るためにある!」って。
あ、呂布と曹操との戦い、呂布が殺せなかった曹操の「強」を、ちゃんと張遼、て「武」の追求という形で覚えていたんだな、と。
無双張遼が、何処までも呂布に拘るイメージなのとはまた違う。
蒼天張遼は何処までも己の武を追求する生粋の武人。
こっちもかっこいいなーって、うっとりしました!
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