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徒然種々
思いつくままに。

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応援。

 応援、していただけるとすぐに調子に乗ります(汗。
 自分の悪いくせですが!
 
 でも、今回は設定元のsaki 様からいただいた応援(?)ですので。
 調子に乗る自分でいいことにしました!!
 
 折り返し以下から、下の記事の続きです!
  
 
 
 
 
 
 
 

 
 ―――戦場に着いたとき。
 
 
 遼軍は拠点を攻めあぐね、挙句背後に現れた畢勝らに気づいてほとんど一戦のゆとりもなくあっさりと退散した。
 
 数で云えば遼軍の半数強、老兵や弱兵の多い部隊は、荷車を利用して即席の防備を作り、がっちりと拠点内の兵糧を守っていたのだ。
 敵の襲来を悟った瞬間、即座に足の速い兵数人を選んで伝令に走らせた。前々から、接する兵の特徴を把握していなければ出来ないことだが――それをして後、拠点の防備を固めた。更に、そこを核に少数の騎馬隊を出して大きく外を駆け巡らせる。敵に全力での一点攻撃を許さないために。
 
 全て、彼女の指揮だった。
  
 そして彼女自身は最も危険の大きい、外で動く騎馬隊の一に加わっていた。
 体力に欠ける女、騎乗の鍛錬も、一応は軍馬にも乗れるという程度の、ひと通りのものしか積んでいない……それでも、部隊を率いてきた責任者として、作戦を命じた指揮官として、最大の危険をひと任せにはしない。 
 革製の胸当て程度の防具しかつけていない、軽く薄い紗の衣裳を着た女が、精悍無比の遼騎馬隊を向こうに回して戦ったのだ。
 
 そして、勝った。
 
 畢勝は、驚嘆した。
 同時に……
 
「…………」
 
 心臓を抉られるような、烈しい愛しさを感じた。
 
 
 彼女は、自分の躰を馬の鞍に自ら縛り付けていたのだ。 
 荒々しい軍馬―――たとえ体力が尽きても、致命傷を負っても、救援の来るまではそれにしがみついていられるように。
 
 両脚を鐙に括り付け、手綱を手首にきつく結んで………
 
 骨ぼその、白く華奢な手頸に残る。
 痛々しく皮膚の擦り切れて血を滲ませる、縄目の跡。
 
 
 ―――抱きしめたいと、思った。
 
 
 
 ※ 畢勝の初恋は、童貫様!
 
 ※ 童貫様の小綺麗な外見だけでなく、中身まで知って、それで心底童貫様を大切に思い、愛している。
 ※ 楊令とのような、ひとめで互いに惹かれあう“運命”ではなくても。
 ※ 長い時間を積み重ねて、やがてはもっとも“夫婦”らしい確かな絆のある二人に。
 
 ※ そゆイメージです!
 
 
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