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徒然種々
思いつくままに。

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祝・北方史記二巻発刊!!

 北方史記、一巻が出た後、もう二巻までの時間が長くて長くて!
 雑誌を買おうにも、近所の書店にはいっさい入ってませんし……。やっと出ました、二巻! もうメチャクチャ嬉しいです!!
 
 で、喜び勇んで読んだのですが。
 妙に薄味……???
 
 いえ、面白いことは凄く面白かったんですが。不満なんて、無いのですが。
 んー? 何と言いますか、次の展開に期待、というところでしょうか。
 
 前々から思っているのですが、北方作品って、世代交代を描くのが凄くリアルで上手いのですよね。後、祭の後の虚しさを描くのと。
 
 夢を目指して、“祭”を目指して、皆で一丸になって、わああッ!! と進んでいって。ふと気づくと、その夢が現実に変化していて。戦って闘って、その先にある“祭”を起こそうとしていたはずが、振り返ってみれば、その辛かった戦いこそが“祭”だったんだと思わされるような。
 そして、そう思う自分もまた歳を重ねていて……。
 
 その、何とも言えない空漠感が凄く上手く描かれていると思うのです、が。
 北方史記、二巻にして既に、その空漠感が微妙に漂い始めているよう、な?
 
 いえ、その。
 晩年の武帝……というか、登場人物たちの辿る道を、あらかじめ知っているせいかもしれないのですが。水滸伝と違って、史実との狭間での救済もないでしょうし……。霍去病がもう17歳なら……など等と計算すると……。 
 何となく、二巻にして、終末への通路を感じてしまったような気がします。
 
 一巻は、衛青の視点、武帝の視点、張騫の視点、匈奴の視点を中心に、登場人物たちがそれぞれの眼で時の流れを見ていました。一見ばらばらではあるけれど、それが一点に集約されて盛り上がっていく兆候が感じられました。
 
 二巻は……でも、ばらばらのまま。衛青に押されっぱなしだった匈奴が反撃の牙を磨き始めたのには興奮しましたが、でも張騫など、むしろ何のために一巻であんな中心になっていたんだ、と思える程度の扱い。
 そのくせ、主要登場人物たちは微妙に老い始めていて、妙に健気で可愛いと思えた霍去病にも、微妙に危険な兆しが現われ始めた気がして。
 
 衛青を西へ、と武帝が言っていましたので、張騫の筋も絡めて、三巻で大いに盛り上がるのかな、とも思いますが。二巻は、一巻で蒔いた種を育てて、三巻で花咲かせるための準備期間なのかな、と。
 ただ、そうなるとこの北方史記の武帝紀、三巻か…長くても五巻ぐらいで完結しそうなんですよね。
 
 だとすると、残念。
 
 史記は長いですから、あんまり武帝にばかり拘っていられないのかもしれないですが。正直、史記では衛青と霍去病……てゆか、衛青のいるこの武帝の時代が一番好きでしたので。
 
 ネタバレっぽくなるので理由は言えませんが、衛青、凄く好きなのですよ! 
 貴公子めいた印象の強い霍去病より、余程。叔父である衛青のこと、大事には思ってくれていたみたいなので、霍去病も好きは好きですが。
 
 
 
 ………ネタバレするまいと考えて書くと、非常に抽象的で分かりにくい感想になってしまいますね。
 えと、以下、感想ではなく、801妄想です。

 

 あー、えと。
 衛青。受、ですね! 
 
 ……すみません、も、頭が常に妄想仕様です!!
 
 一巻のときから既にして衛青、受認定は受認定だったのですが。
 いまいち、ぴりッとくる攻がいなかったのですよ、ね。公孫敖か、帝……でも、公孫敖では衛青の本命には勿体なさすぎるような気がしましたし、帝は姉の旦那さんですからね。さすがに。それに、帝は甥っ子の方がお気に入りみたいでしたし。桑弘羊もなぁ……馬を弟分にしてにこにこしている辺り、非常に可愛くていいと思うけれど、攻としては微妙。李広も受ではなくても攻ではない気がしますし。
 
 ということで。
 一巻では、周囲&部下たちの密かな憧れ、ぐらいの曖昧な受認定になっていたのですが。
 
 陸英×衛青! 
 それから何より、霍去病×衛青!!
 
 特に後者、ガチで!!!
 息子×実父だと妄想するにもさすがに微妙な遠慮があるのですが。息子×養父、及び甥×叔父なら全然何の問題もなく!!  ← …そうか?
 
 前者も、いいと思います。
 陸英、今回は負傷した衛青を看護して、あくまで軍人として緊張を失わない衛青に向かって、大丈夫だから休んでくれと真摯に諭していますし。一巻でも、命令不服従の将校らを処刑して落ち込んでいる衛青をさらっとさり気なく支えていますし。そもそも最初、「男同士」として共に戦ってくれと求めた衛青に対して、心動かされていたようですし。

 陸英×衛青も、やっぱりいいなあと思います。 
 あとそれから、匈奴×衛青もちょっと美味しいかも、とか。
 
 ………いっぺん正式(?)に受認定してしまうと、あっという間に総受まで行ってしまいます、ねぇ。
 

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