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徒然種々
思いつくままに。

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免罪符。

 ――といいますか、「赤信号、皆で渡れば怖くない(=一人で渡るととっても怖ーい!)」といいますか……。
 
 拍手をぽちっと押していただくと、ああ書いていいんだ、と思えます。大丈夫なんだ、と。自分が楽しめればそれで充分と開き直って書いているはずですのに。誰か一人でも読んで、「書いていいよ」と言ってくださる方がいてくだされば、いてくださると思えれば…と、何時も思ってしまいます。恐々の気分が抜けません。
 
 ぽちっと拍手、押してくださる方!
 本当に、どうもありがとうございます!
 
 
 閑話休題。 
 えと、さっそく懲りずに「onion plus」のsaki 様の設定をお借りした、連載の続きです。
 


 
 
 何となく、くすぐったくて微笑が零れる。
 今さら…とは思うのだが。
 
 白くて、薄い夜着。
 結い上げない髪が衿くちからさらさらと触れあい、薄物一枚越しに感じる互いの体温が温かに弾み合う。
  
 ―――知らず、小娘の如くはしゃいだ気持ちで牀(ねどこ)へ滑り込んだ。
 
 ころん、と上になり。
 ころん、と下になる。
 
 昼間、一緒に働くこともある。額を突きあわせるようにして、念入りに打ち合わせをすることも。だから今さら…とは思うのだが。
 
 日常には無い雰囲気が、何となく心愉しかった。
 
 薄暗い寝所。
 枕元で、行灯の光が仄白い。
 
 ―――すぐには、灯りを消さなかった。
 
 間近に居る互いの貌が見える明るさのまま、揃って薄い衾を引き上げ、縁を掴んでその下に潜り込む。
 柔らかな夜具の布に埋もれて……貌を見合わせ、またくすくすと微笑った。
 
 何となくくすぐったくて、愉しい。
 
 
 
 童貫と、呉用。
 
 
 
 昼間は、共に梁山泊のために立ち働くものとして良く貌もあわせるし、後宮に居たころは一緒に寝ることも多かった。
 だから今さら、とも云えるのだが。―――久しぶりの“お泊り”に珍しく、寝所に二人して滑り込んだ二人は、二人してはしゃいだ。こんなに微笑(わら)うのは全く久しぶり…というほど、軽やかに微笑い交わす。 
 
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