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徒然種々
思いつくままに。

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こちゃこちゃと。

 あんまりこちゃこちゃいじり過ぎると、製造元様が、嫌気をさしてしまわれるのではないか、と。危惧する面がなくもなく、それでも……自分はどうも、自制心というか、抑制力の弱いひよわな精神の持ち主なもので、結局こちゃこちゃと、お借りした設定を弄る日々だったのですが。
 製造元様が、読んでいると畢勝どのを描いてみたくなるよと、言って下さいまして! ―――お気遣いの言葉かもしれないのですが、此処は素直に受け取って、さっそく続き、書いてみました!
 
 えと、折り返し以下から「onion plus」のsaki 様からお借りした設定で、現代パロの続きです!
 
 
 
 
 
  畢勝はもう到底居た堪れない気分だったが、童貫はさっぱりとしたものだ。
 起きたのならちょうどいい、汗で濡れたシャツとシーツを取り替えようという。
 
「つらいかもしれんが、ちょっと我慢しろ。―――そう、背もたれにもたれているといい」
 
 熱でぐったりと重い体を、腋に腕を入れて引き起こし、ベッドの上部にもたれかからせて。
 童貫の、白い華奢な手がかいがいしく動いて、胸元や首筋の汗を拭い取ってくれる。氷のように冷たく冴え冴えとした美貌が、熱に火照った畢勝の躰の間近で息をしている。
 
 長い睫毛の落とす、薄蒼いひそやかな翳(かげ)。
 
「………あのっ、」
 
 畢勝は、熱に乾いてひび割れた声で、訴えた。
 下は自分でするので、ちょっと部屋を出ていてもらえませんか、と。
 
「? 余計な遠慮などするな」
 
 童貫は訝しげに瞬いた。
 
「具合の悪いときは、黙って甘えていろ」
「ぇ、ぃ、いえ。……遠慮、…でぁ、…なく」
 
 恥ずかしいのだと、一生懸命言って、頼んだ。
 
「……男同士で、何が恥ずかしい?」
 
 童貫は最後まで不思議そうだったが。
 それでも病人の意志を尊重して、着替えを置いていったん外へ出てくれた。
 
「…………」
 
 畢勝は、ホッと息を吐いた。
 こんな時でも、男の本能というのはどうにも度し難いものである。―――本体は半死半生でありながら、そこだけ半分元気になっているところをよりによって童貫本人に見られるのは……どうにも堪らなかった。
 
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