徒然種々
思いつくままに。
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この時期で、合っているのかどうか、分からないのですが。
何となく受験シーズンなので、これでいいのだと思うことにします。付属校の選抜試験とか、もっと早くやるものなのかもしれませんが。思いついたのが今ですので……。
ということで。
あの、「onion plus」のsaki 様からお借りした設定で、現パロの続きです。
何となく受験シーズンなので、これでいいのだと思うことにします。付属校の選抜試験とか、もっと早くやるものなのかもしれませんが。思いついたのが今ですので……。
ということで。
あの、「onion plus」のsaki 様からお借りした設定で、現パロの続きです。
附属高校から宋大への、選抜試験。
七割方合格する容易い試験だが、しかし畢勝は外部受験と同じ意欲を以って対策に取り組んでいた。
首席を、狙っていた。
日頃の学校の成績、態度共に優良。
部活でも主将として剣道部を全国大会にまで導き、既に大学との合同練習にも参加していて、有望視されている。
―――実家から寄付金を積んでもらって目こぼしを願う連中とは違い、畢勝なら自分自身の実力を以って、望むなら事実上の無試験入学が許されただろう。
しかし、この一年、彼は童貫と寮で同室に棲んでいた。更にこの先も、ルームシェアを続けようかと言う話になっている。
ならば、童貫にふさわしい己であらねばならないッ!!
入学試験の首席は、最低限必要だと思っていた。
だから、畢勝はこのところ寝る間も惜しんで受験勉強に励んでいた。もちろん、日頃の勉学や部活の手を抜く訳ではない。それでは意味が無い。
『あまり無理はするなよ』
そんな彼の姿に、童貫はやり過ぎをやんわりとたしなめつつ、家庭教師代わりに色々と勉強を見てくれていた。わざわざ参考書を選んできてくれたりもした。―――尚のこと、首席以外の成績を取るわけにはいかない!
そう思って、頑張ったのはいいのだが……
頑丈な体質を過信して、少々無茶をやり過ぎたらしい。
風邪を、引いてしまった。
それでも、試験はもう明日――いや、置時計を見るにもう本日か――なのだ。幸い流行のインフルエンザではなかったので、市販の風邪薬を一服くちに放り込んで、畢勝は更に詰めの勉強を行っていた。
『本当に、無理はするなよ』
どうしても外せない用事があるといって外泊届けを出し、朝の内に大学へと向かった童貫からは、出がけに改めて釘を刺されていたのだが。
せめてこれだけと、英単語をさらって、苦手な幾何を見直して、理社の参考書を確認して……
そして。
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