徒然種々
思いつくままに。
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可愛いアイコンを、「onion plus」のsaki 様のサイトから、いただいて参りました!
前にもいただいたのですが、更に更に、可愛い新作アイコンが増加していましたので、嬉々として早速いただいてしまったのです!
かわいい、かわいい、かわいい。(笑
ちょっと整理して「宝物」の頁と「輪廻」の頁に自慢げに展示しておりますので。
一見の価値、ありすぎるくらい絶対ありですので、また見て行ってください!!
閑話休題。
拍手を送ってくださる方に、改めて心からのお礼を!
えと、それから。
新しく始めた連載の、つづきを下にUPしております!
俺が、替わります!!
畢勝は、大慌てで叫ぼうとした。
……しかし、何故か声が出ない。
「…ぇ、…り、、…、」
代わりに、掠れきった呻きが洩れた。
この十七年間、聞いてきた自身の声とは到底思えないような、聞き苦しく割れた奇怪な音。まるで、言葉になっていない。
「……?」
畢勝は、ほとんど驚愕して眼を瞬いた。一体何が起こっているのかと思う。
そんな彼に対して、
「気が付いたか」
ひっそりと静かな、声が落とされる。
童貫。真っ直ぐな黒い睫毛を伏せて、畢勝の貌を覗き込んでいる。
「、ぇ……あ?」
「―――まだ、だいぶ熱があるようだな」
水に冷えた指先が、軽く畢勝の額に触れる。―――心地よさに、思わず彼は眼を閉じていた。ほぉっと安堵に似た吐息を零すと、熱でがさがさに荒れたくちに、僅かな湿り気がおりた。
「…………」
童貫は畢勝の額に置いた指を外すと、改めてタオルを絞りなおした。
畳んで、上に置き直す。
「無理をするからだ」
「…………」
「今日はもう起きるな、休んでいろ」
深更の闇に似て静かな童貫の声を聞きながら、
「…………」
畢勝は混乱していた脳内を整理した。
「…………」
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