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徒然種々
思いつくままに。

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えと!

 
 拍手、どうもありがとうございます!!
 心の励み…とゆうか栄養源と言いますか、大変ありがたく頂戴いたしております!!
 
 ……ブログの拍手機能の方は、いったん下げました。設定を変えようとしても、全然言うことを聞いてくれない……(汗。とりあえず、下げることだけは出来たので、下げておきました。そのうち、どうにかなる…のかしらと考えるばかりの、機械音痴です(汗々。
 
 
 閑話休題。
 以下に、「空色翼猫」の紗麻様からお借りした設定で、現パロのクリスマス話です!
 
 
 

 
 
 
 義理の兄である延平の背に負ぶわれて、楊家へ帰った。
 四郎は玄関先で背中から下ろされ、そして其処で、四郎は「こんばんは」と挨拶した。兄の友人だという、初対面の人がそこに待っていたのだ。
 
 年のころは……延平と同じぐらいだろうか? 
 白い面上に気難しい表情を貼りつけたその人は、
 
「………」
 
 無言で、四郎のくちを開けさせた。
 舌の色を確かめ、ペンライトを取り出して喉の奥まで覗き込む。下瞼を返し、首筋に手を当てて脈を計る。
 
「……っ!!」
 
 四郎はびっくりして、されるがままになっていた。
 やがて、
 
「………」
 
 その人の白い額に、ぎゅうっと更にきつく皺が刻まれる。
 いったい何事かと、四郎は体を固くしたが、
 
「……何とも無い。健康体だ」
 
 つまらなそうに、その人は言った。
 
「………」
 
 いったい何なのだと四郎はもうわけの分からない気分である。
 しかし、
 
「そうか、良かった」
 
 延平はにっこりと笑う。
 
「何が良いものか。風邪の症状の、欠片もない。―――こんなことで、この忙しいのに呼び出すんじゃない」
「いや、大事な弟のことだからな。心配だったんだ」
 
 ありがとうと頭を下げると、延平はテーブルの方へ行って、用意されたタッパーに何やら色々とパーティーのご馳走を取り分けている。
 紙の手提げ袋に入れて、さっさと帰りかけている人に手渡す。
 
「……何だ?」
「謝礼代わり。せっかく来てもらったからな。どうせ、クリスマスでもろくな食事を用意していないんだろう?」
「私は別に、クリスチャンではない」
「俺達だって、そうだよ。―――ああ、これも」
 
 言いながら、丸ごとのクリスマスケーキを納めた箱を取り上げた。
 
「持って行ってくれ。……休哥に、駅前で特売のケーキ買ってきてくれって伝言しといたから。こっちはもういい」
「こんなに貰っても、食える訳がないだろうが」
「喰う奴が、来るんだろう?」
「………それは知らんが」
「来るに決まっていると、俺は思うぞ」
「…………」
 
 せっかくだから、まあ貰って行く、と。
 言って、最初から最後までしかめっ面のまま、その人は出て行った。
 
「………」
 
 何だったんだろうと、未だに四郎はどきどきしていた。
 
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